アッファシナンテ

花恋「嘘よ。だって、あなたは
毎日、家族以外の人間と
暮らしてるんですもの。
落ち着くはずないわ。」

春川「花恋の気持ち良さそうに
眠る姿を見ていると落ち着くよ。
仕えたいと思っていたお嬢様が
目の前で幸せそうに眠る姿を見て
落ち着かない奴がいるのなら
会ってみたいよ。」

しばらく春川と話をした。

くだらない話も...沢山した。
今まではずっと出来なかった
他愛ない話が嬉しかった。

花恋「彼が日本に戻ってくるまで
私はもう...彼には会わないわ。」

春川「そっか。」

花恋「だけど、支えてあげて。
あなたが。彼の事を。」

春川「分かってるよ。
花恋の願いは俺が叶える。」

春川のベッドで眠る。
春川がぎゅっと手を握り締めて
くれるから安心して落ち着いて
私を夢の世界へと誘った。
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