アッファシナンテ
光「少し前まではちゃんと
覚えていたんだ。
ほら、見て。カレンダーにだって
ちゃんとそう書いてある。
でも、ここ最近仕事が...」
花恋「それは、大切だとは
言わないのよ!!
忘れてしまうって事は
あなたにとってそれは
重要な事ではなかったのよ。」
こんな事を言うはずじゃなかった。
でも、いっぱいいっぱいだった。
毎日が窮屈で逃げ道がなくて
目の前で起きる事を必死になって
解決するのに誰も認めてくれない。
相変わらず社内の風当たりは
厳しいし、花恋と話す暇もないし
おまけにライバルはのこのこと
この屋敷へとやって来るし
どこをどうすればいいのか
折り合いの付け所が
分からなくなっていた。