諦めるには値しない

高杉「まあ、そうだな。
練習出来ないよりはマシか。」

陶太「うん。始めよう。」

僕たちが草を抜き
地面をならしていると
後ろから怒鳴り声が聞こえる。

不良「おい!弱小バスケ部!
誰の許可を得てここ使ってる?」

振り返るとトサカみたいな頭をした
不良が僕の事を睨みつけていた。

陶太「いや、その‥‥」

不良「ここはな、俺らの
縄張りなんだよ。
使いたいなら金払えよ!」
< 11 / 582 >

この作品をシェア

pagetop