諦めるには値しない

そのまま頭を地面につけ
男に向かって土下座した。

昴「返してくれ。
そいつは俺のダチなんだ。」

佐伯「桃員の頭が呆れるな。
怖くて手出しできねぇってか?」

昴「ちげぇよ。てめぇ等みたいな奴
殴る価値もねぇんだよ!」

佐伯「クソガキ。
調子に乗ってんじゃねぇぞ!」

ーバコン
ーボコバコン

何度蹴られても何度殴られても
芹沢くんは絶対に殴り返さなかった。
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