諦めるには値しない

真山「俺がいつもここへくる途中に
寄る花屋に冴子さんって人がいてな。
その人はいつも叱咤激励しながらも
俺の事を見守ってくれてるんだ。」

庄司「それって、昴にぃの
母ちゃんっすよね?」

真山「何だ、知ってたのか。」

庄司「はい。この間たまたま
寄った花屋がそこで。
少しだけ話しました。
綺麗な母ちゃんで羨ましいっす。」

真山「本物の母親ではないがな。」

庄司「え?」

俺は昴にぃの事を
何にも知らなかった。
憧れてるくせに昴にぃの事は
ほとんど何も知らないんだ。
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