諦めるには値しない

~珀斗side~


相変わらず部室は
荒れ果てたままでその赤い文字を
見るたびに怒りが込み上げてくる。

ーバタン

俺がロッカーのドアを
思い切り閉めるとトタがため息をついた。

陶太「日向くんが怒る気持ちも
分かるけど物に当たるのは良くないよ。」

珀斗「不動の野郎、ぶっ殺す!」

陶太「だから、殺すなんて‥
物騒な事言わないでよ。」

昴「何、熱くなってんだよ。
てめぇはそんな人間じゃねぇだろ。」
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