諦めるには値しない

不動「人は簡単に人を裏切ります。
仲間なんて上辺だけですよ。
芹沢先輩たちのクビは撤回しません。
でも、責任は取りますよ。
先輩たちの代わりに俺がバスケ部に
入部します。試合には出ますから
それでいいですよね?」

僕たちはぐうの音を出なかった。

不動の心を動かすような言葉が
見つからなくて去って行く
不動に何も言う事が出来なかった。

藤野「僕の事を信じてくれたのに
僕は芹沢くんの事を守れなかった。」

陶太「考えよう。僕たちにも
きっと出来る事があるはずだ。」

その日、僕と陶太は夜遅くまで
なんとか芹沢くんたちが
やめずに済む方法がないものかと
一生懸命に話し合った。
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