諦めるには値しない

~陶太side~


学校へ行くと珍しく教室には
芹沢くんがいた。
芹沢くんは今日も
不機嫌そうな顔をしながら
窓の外を見つめていた。

高杉「陶太、おはよう。」

陶太「おはよう。」

高杉「どうした?
教室にも入らずに。」

陶太「うん。芹沢くんって
一体、何者なのかなと思ってさ。」

高杉「何者って?」

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