諦めるには値しない

~昴side~


真山が警察に逮捕された?
ふざけんじゃねぇよ!
どうせあいつ等が真山の話も
聞かず勝手に決めつけたんだろうが!

むしゃくしゃした気持ちを
抑えきれず俺は怒りに任せて
警察に殴り込もうとしていた。

珀斗「昴!」

昴「何だよ!!」

珀斗に呼び止められ俺は
その怒りを珀斗にぶつけた。

珀斗「お前の気持ちは
分からないでもないよ。
真山はお前のダチだから
怒るのも無理ないと思う!
でも、お前が今ここで警察に
乗り込んだって意味ないだろ?」

昴「だったらてめぇは
黙ってみてろっつーのかよっ!
理不尽な罪で俺の仲間が
逮捕されようとしてるんだぞ!
それを見過ごす事は出来ねぇだろ!」
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