諦めるには値しない

陶太「‥僕は‥もっと皆と
一緒にバスケがしたい。
僕はもっと皆と笑い合いたい。
負けて泣いて勝って喜んで
たまには喧嘩して‥いつか
皆で全国大会を目指したこの日々が
思い出話になればっていいのにって思う。
何十年後かに、皆と今日一日の話を
思い出話にしたいってそう思う。」

昴「だったら、俺たちは
今の俺たちに出来るバスケを
すればいいだけの話だ。
勝つためじゃねぇ。
思い出話にするために戦うんだ。」

俺たちはこの日までの出来事を
決して忘れる事はないだろう。

人に恨まれ、仲間の大切さを知り
一つの目標に向かって共に
汗を流す事の大切さ。
そのかけがえのない日々が
俺たちの将来を彩ってくれる。

人生の中で誇れる日々。
道を踏み外し、色んな事を
諦めていた俺たちに訪れた転機。

青春は間違える。愚かだけど。
青春は無限大だ。仲間がいれば。

どれだけ道を外れたって
どれだけ間違えたっていいんだ。
そんな微かな過ちは出来事は
全てを諦めるには値しない。
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