先輩の隣は私がいい。
「李都ちゃん、こっちこっち。」

「あっ、先輩っ。わざわざすみません。」

「別にこれくらいいーって。んじゃ、行こっか?」


まだ部員でもないのにミーティングにお邪魔させてもらって

先輩達はみんないい人そうな人ばかりで、いきなり来た私のこともすんなり受け入れてくれた。


「んじゃあ今日の4限おわりに、またここで集まっていくから。」

「わかりました。先輩の撮った写真楽しみにしてますから。」


私が言うと、そりゃ大変、と一ノ瀬先輩は笑った。


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