【短完】七夕の夜、君へ目一杯の愛を叫ぶ
女の人は、微笑んでいる。

「愛してるよ、ルー君。私の事、たまには思い出してね?」

そんな君の涙を拭いたくて、そっと指を持っていく。


ああ。


『やっと、君の涙を拭えた。』


そういった途端に、俺の視界が一段と白くなった。

ま、眩しい!!

きつく、目を閉じる。

だけど、わかった。

君が更に涙を流して嗚咽を零しながら、俺の大好きな笑顔で笑った気がした。
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