four seasons〜僕らの日々〜



時が流れ、女の子も少女も変わっていく。

本棚には新しい本がどんどん増えていく。どの本も夢にあふれていて、少女はページをめくるのが楽しみだった。

暖かい日差しの中、女の子は幼なじみの男の子の家族と一緒にピクニックに行った。おいしいお昼ごはんを食べ、大人たちが楽しく話す中女の子と男の子は走って遊んでいた。

「蓮くん!こっちに行こう」

「うん!!」

女の子が走り出したその時、つまずき転んでしまった。女の子は地面に叩きつけられる。

「うぅ〜……痛いよ〜!!」

女の子は泣き出してしまった。蓮はオロオロと辺りを見渡す。大人たちは全く気づいていない。

「ちょっと待ってて!」

蓮はそう言い、どこかへ行ってしまった。
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