新妻独占 一途な御曹司の愛してるがとまらない


「"聖なる夜に、あなたの大切な人に特別なギフトを"……か」

「それで、ギフトシリーズ、ね。……うん。それ、めちゃくちゃいいよ! 超イイ‼」


私の提案に笑顔で頷いてくれたのはナスさんとカブくんで、続けて根岸さんとサツマちゃんまで「いいね」と声を揃えた。


「あ、あの……」

「もちろん、ここから更にブラッシュアップしていかなきゃならないけどな。でも、糸口としては最高のアイデアだと思う」


満面の笑みを浮かべた根岸さんを前に、ドクン!と鼓動が大きく跳ねた。

糸口としては最高のアイデアなんて……新人である今の私には、勿体なさすぎるほどの褒め言葉だ。


「よっし。そしたら、サツマと花宮。ふたりで、企画書の作成をやってくれ」

「え……。サツマちゃんだけじゃなくて、私もいいんですか?」

「もちろん。ここでは入社歴だとか関係ないんだ。良いアイデアが出たら、それをみんなで磨いていく。今の花宮の話を聞いて、サツマとふたりでやればきっと、更に良くなると感じたからな」


根岸さんからの言葉が嬉しすぎて、思わず涙腺が緩んでしまった。

これは、私ひとりで出てきたアイデアではない。

こうして毎日のようにみんなで話し合い続けたからこそ、ようやく出てきた糸口なんだ。

そしてその糸口の一端を担えることに、どうしようもない喜びを感じてしまう。

一歩……ほんの小さな一歩かもしれないけれど、ジュエリーデザイナーになるという夢にも近づけただろうか。

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