新妻独占 一途な御曹司の愛してるがとまらない

「桜を、抱きたい」

「……っ、」

「桜と……俺はもっと深く、繋がっていたい」


もう、心だけでは足りない。

どこまでも、身体も深く、繋がりたかった。

彼とひとつになって、深く深く愛し合いたい──。

抱き合って抱き締めあって、いつまでも彼と二人で愛し合いたい。


「わ、私も……っ、湊のこと、愛してる……っ」


溢れた思いを口にする。


「湊に、抱いてほしい……っ。湊のこと、もっと知りたい……っ。それで、湊のすべてを受け入れたい──っ！」


言い終えるより先に、唇が重なった。

そのまましばらくキスに溺れて、私の身体は湊の腕に優しく抱え上げられる。