誰からも愛されない

✛✛皐さんへご報告


忍さんと皐さんのお家に向かう。

「初めまして秋山 忍と申します。
本日は、彩心さんとの
結婚が決まりましたご報告に
伺いました。」
「固いわ、忍君。
 どうぞ、上がって。
    ほら、彩心も。」
と、言われて
忍と彩心は、顔を見合せ笑いながら
家の中に。

それからは、結婚の話を先にして
彩心の小さい頃の話をしたり
終始穏やかだった。

「忍君。彩心の事お願いね。
中々、自分のことが言えない子で
貯めて、勝手に判断したりするから」
「はい。
今から 二人で何でも話し合って行きます。
先日の事で、お互いが側にいないと
呼吸も上手く出来ないのが
わかりましたから」
と、言うと
「あははっ、そうだね。」
と、皐さんに言われて
「もぅ。」
と、彩心。

今夜は、皐さんの家に泊まり
明日のお昼に紫月さんにあって
父親に会う事に。

忍さんが、
「ご挨拶だけはするよ。」
と、言うから。
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