誰からも愛されない

✛✛夕飯作り


夕飯は、お母様とゆかりさんと彩心で
作る事にした。

「あらっ、彩心ちゃん
手際が良いわね、凄いわ。」
と、ゆかりさん。
「本当に。
料理をずっとしていたの?」
と、お母様。
「あっ、はい。
私を育ててくれた皐さんが
医師をされていたので
自然と作るようになっていました。」

「「そうなの。そうだったのね。」」
と、二人は感心していたから
「でも、たいした物つくれませんので
教えて頂きたいと思っています。」
と、言うと
「な~んでも聞いて。」
と、ゆかりさん。
それからも三人で楽しく料理をしていた。

その頃、男性人と清香は·····

「凪、すまないな。」と、忍。
「まあ、諦めがついただろう。」
と、秋山。
「仕方ないですよ。」と、楓。
と、三人に言われて
「わっ、わかってる。
  兄貴、もう大丈夫だ。
    ふっ切れた。」と、凪。

と、話していると清香が部屋を出て行った。

楓は、他の三人には気づかれないように
後を追うと·····
< 61 / 107 >

この作品をシェア

pagetop