誰からも愛されない
✛✛倒れる
「才賀さん、少し良いか?」
「はい、支店長。
いかがされましたか?」
青山は、彩心を支店長室に
連れていき
「忍君が、病院に運ばれた。
どうする、病院に行く?」
青山は、彩心の判断に任せようと
考えた。
辛い別れを選んだ彩心の気持ちを
配慮しての事だ。
彩心は·······
「······忍·····さん····が······
‥‥‥‥‥なぜ‥?‥」
と、膝が崩れるところを
青山が支えた。
「大丈夫かい?」
「‥‥‥は···い····」
それ以上を答えない彼女の代わりに
「気になるなら、
自分の目で確認しておいで。
ここは、大丈夫だから。」
と、言うと。
「····はい、ありがとうございます。」
て、頭を下げながら言い
支店長室をでて行った。
青山は、秋山にすぐに連絡した。