あなたに、依存症。
夕方になっていた

さっきの絵の具の赤みたいに夕焼けがきれいだった


わたしはひとり暮らし


東京の大学にきて2年がたつ


神戸から、かずやと一緒に出てきた


同じ高校だったわたしたちは、神戸で一朗して、ようやく二回目の受験で、美大に通った


神戸が恋しくなることはなかった


ひとり暮らしは楽しいし、干渉されなくて自由でいい

わたしはベッドに倒れこんで、いつのまにか寝ていた
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