****秘密のお姫様****
ガチャーー


諦めてリビングに行けば、咲がスマホを見つめてる。


悲しい瞳の咲がいた。

「咲……。


寝るか、部屋に案内する」



「一緒じゃないの………?」


はあ?


数秒固まる俺。


「え、いや……無理でしょ」


なんでって顔。


いやいや、無理だよ。


「どうして?
いつもお兄ちゃんと寝てたから、一人で寝たことないし、無理」



えっ!?総長と一緒に寝てたの?
なんか地味にヤキモチ妬いたわ。


なんだろう、ムカムカする。

どうしょうもないヤキモチ。


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