♥バレンタインの奇跡♥
まさか結人くんに雅人のことを話す日がくるとはね…思ってもみなかったな。


人の心は移ろいやすい。
簡単に心変わりする。
雅人の目の前にあの厚化粧女が現れて、雅人は私じゃなくあの女を選んだ。
ただそれだけの話。


だけど、とり残されたほうの気持ち、選ばれなかったほうの気持ちは、本当に辛いもので。


この気持ちを、雅人もあの女も全く知らないと思うと、やるせなくなる。


もしも雅人とあの女が出会わなかったら…今も私と続いてたのかな?
どうだろう…いずれは別れる運命だったことに変わりはない気がする。


雅人は迷いもせずあの女を選んだ。
だから雅人にとって私の存在は、最初から全く大切ではなかったのだと思う。


今なら素直にそう思える。
冷静に振り返れる。
悲しいけれど、これが現実。
< 184 / 307 >

この作品をシェア

pagetop