みんとキャンディ
心配そうに聖梨を見つめる彼に、



「……うん。わかった」



力無く微笑んだ聖梨が、小さく首を縦に振った。



「話だけはさせて? ちゃんとお互い納得しないと……雄楽くんきっとサッカーに打ち込めないから……」



頷く彼に、



ありがとうと笑いながら告げて、



聖梨は教室の中へと戻っていった。



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