いつか、眠るまで
「今日はどこ行こっか。」
何回も遊んでいると、だんだん遊ぶ場所が限られてくる。
「アキバは?」
「また?」
「いいじゃん、池袋も渋谷も 普通に何の変哲もない公園にも行ったんだよ?なら、またアキバで大はしゃぎするべきだよ。」
「…まぁ、」
那音と一緒ならどこでも
「いいけど。」
「えっ、マジ?」
那音が目を見開く。
なに その反応。
私、そんなに冷たく接してるように見えてるの?
「ほら、行くんでしょ?早くしないと置いてくよ。」
「あ、待ってよー」
体温が熱くなるのを感じて、私は走った。