いつか、眠るまで
一限目が終わり、教室を出る。
やっぱり、今日は保健室にいよう。
大丈夫、中二のときに戻ったって考えればいいだけなんだから。
舞にも、保健室にいるって伝えておいたし。
重い足取りで保健室に向かう。
体調の限界がくる前に、早く行かないと…
と、そこで突然、体に衝撃が走った。
熱くて、重くて、体が動かない。
目の前が真っ暗で何も見えない。
どうやら、体はとっくに限界を超えていたようだ。
誰か……
声も出ないのに、助けがほしい。
すると、遠くから足音が聞こえた。
そこで、私の記憶は途切れた。