いつか、眠るまで








耳元で鼻をすする音が聞こえた。



「未亜」



那音が泣きながら口を開いた。



「これからは、俺にもっと頼って。

俺、もっと頼られるような男になるから。

未亜も、俺を頼って。

二人で、頑張ろう。」



涙が、また頬を伝った。







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