いつか、眠るまで







着いた場所は、いつもと違う場所。



そこに入ると、いつもの先生がいた。



「こんにちは。」



うわ、相変わらず笑顔が気持ち悪い。

とは言えず、



「こんにちは」


と返す。



「今日は、未亜ちゃんにちょっとした検査をやってもらうからね。お母さん、少しあちらで。」



私は池田さんという看護師さんと残され、お母さんは医者と外に出た。



「未亜ちゃん、早速検査するからね。
まず、…」



と、それからいくつかの質問をされた。



昨日の夕食は何を食べたか。

一週間前は何をしていたか。

今週の日曜日はどこにいたか。



その頃、検査室の外では……







< 165 / 249 >

この作品をシェア

pagetop