いつか、眠るまで








数人がこちらを見て、その中には舞も含まれている。



舞は、私を見た途端 嬉しいというオーラが溢れ出ていた。



私の席…どこだろう。



あ、あそこかな。



一つだけ誰も座っていない席を見つけ、そこにバックを置いた。



そのまま授業の準備をするが、何も言われない。



よかった、この席で合ってたみたい。



と、安心した途端、右の席の子から紙を渡された。



4つ折りに畳まれている紙。



一瞬 身体を震わせ、小さな声で「ありがとう」と言いながら受けとる。



次の瞬間、私の知らない名前が出てきた。







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