いつか、眠るまで








まるで 物珍しそうな目で見てくる。



すると、ハッと我に返って「琉音くんのことは知ってるよね?」と聞いてきた。



「当然」



いつだって、その名前を言われると胸が痛くなる。



「気づいてたかもだけど、未亜は琉音くんのことを忘れてたの……

那音くんと会ったときから。」



俺は何も言えなかった。



忘れてた…?

自分が殺したやつの名前を?



「その理由、知ってんの?」



「そりゃ、あんな事件あったら誰でも…ね?」







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