いつか、眠るまで
すぐに既読がつく。
【大丈夫!ちょっと心配性の弟に「気をつけろよ」だのなんだの言われててさ。すぐ行くから!】
そのメッセージを見て安堵する。
そうだ。どうせなら迎えに行こっかな。
その考えが間違っていた。
小走りで彼の家に向かう。
そうすれば、途中で会えるはず。
ここから彼の家に行く途中で、スクランブル交差点がある。
そこで会ったりするかな。
そんなことを考えていると、交差点に着いた。