恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
そりゃあ、あんなカッコイイ彼氏が
居たら素敵だし……。
こんなチャンス滅多に無いだろう。
でも……。
私は、一歩を踏み出せないでいた。
ずっと蓮先輩の顔が浮かんで離れない。
そんな事を迷いながら歩いて居たら
雅先輩と森安先輩が話している所を見かける。
「あっ雅先輩、森安先輩。こんにちは!」
慌てて挨拶する。
「何だ…お前か」
森安先輩は、呆れたように言う。
「…こんにちは」
でも何故か雅先輩に目を逸らされる。
雅先輩……?