恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
えっ……何で?
「あの…雅先輩?」
「あ、ごめん。何でもない」
ニコッと笑顔で返される。
だが、何だか誤魔化されたように感じた。
「それより…この前。
頼んでおいた資料作れたのか?」
森安先輩は、そう聞いてきた。
「うっ…まだ、途中です」
「だったらそんな所に歩いてないで
さっさと作ったらどうだ!?まったく…」
呆れ返られる。
「はいはい。分かってます!
すぐにやります」
ムスッと反論する。