恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

蓮先輩とは、同じ顔なのに
全然扱いが違って優しい。

あの副会長の森安先輩って人は、
こっちを睨んでいるが……。

警戒されるのは、仕方がないことだけど

急な申し込みの上に推薦した相手が相手だしね。
何だか上手くやれるか不安だ。

「後は…」

雅先輩がメンバーを自己紹介しようとした。

「はーい。私は、2年生徒会書記の
丸山美久(まるやま みく)だよ。
よろしくね!七海ちゃん」

無邪気に笑う女の先輩と

「俺も丸山と同じタメで書記の
二宮隆志(にのみや たかし)
月(ルナ)に選ばれるなんて凄いね。
で…この人が」

「私は、会計の大橋一実(おおはし かずみ)
何かあったら遠慮なく聞いてね」

「はい…よろしくお願いします。」

私は、頭を下げた。

良かった……他の生徒会の先輩達は、思ったより
明るくて親切そうな人達ばかりみたいだ。

< 36 / 392 >

この作品をシェア

pagetop