生真面目先生のちょっと大人の恋の話
そして将人は何かに気が付いたように言った。

「朝弥はあんな時間に俺を探しにあんなところまで来てくれたわけ?」

私はしまったと思って、ぷいと視線を外す。

「俺達が抱き合っているのを見て、俺にあんな態度を取ったわけ?」

そっぽを向いた私の顔がだんだん赤く染まっていく。

「何で俺にちゃんと聞かないんだよ。」

「だって…。」

私は反論しようとして、思わず将人の方を見る。

「しかも熱を出してしまうなんて…。」

将人が嬉しそうに私に視線を合わす。

「朝弥はどれだけ俺の事が好きなんだよ。」

私は将人に睨むことで抵抗を示そうとした。

すると私の唇がそっと塞がれる。

私の身体に将人は自分の身体を預けるようにかぶさる。

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