優しい恋
友達

次の日、昨日の雨と雷が嘘のように晴れて
青空が広がっていた。

「おはよー!雨と雷凄かったねー。
大丈夫だった?」

「うん」

「今日も暑い〜。
林田先生来れば元気出る!
来ないかな〜」





先生も学校着いたかな…

昨日は先生に送ってもらった。
後部座席に乗ろうとしたら
「前乗っていいよ」って言ってくれて


貰ったお菓子食べきれないです。って言ったら、やっぱり食べようかなって言う先生に半分分けたり、いろいろ話したり…
あっという間だった。


家に着いて、車から降りる時
「また明日ね」って言ってくれた。

車が見えなくなるまで見送った。



先生は、いろいろな想いをくれる。
言葉も優しさも…

助けられて、元気をもらえて
私は何も返せていない…

先生のために何ができるだろう…




「どうしたの?ボーっとして。
まだ具合悪い?」

「大丈夫だよ」




キーンコーンカーンコーン…


「チャイム鳴った!
林田先生来るかな〜」
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