儚い絆

私に気づいて顔を上げた柊弥さんが
「どうした?」
と、眼鏡を外しながら言うから
「‥ん‥私の夫は、
 どうしてこんなに
  イケメンなんだろう、とね。」
「何を言ってる。
俺より叶愛だろ
子どもが三人いるとは
思えないスタイル
大きくて綺麗な二重目の瞳、可愛い鼻
プックリした唇
誰からも触れられなくて良かったと
毎日心から思っているんだ。」
「うふふっ。柊弥さんだけですよ。
そんなこと言ってくれるのは。」
と、びっくりしながら言うと
「早く、こっちにおいで。
そして、俺に早く可愛い顔をみせて。」
と、言われて
もぅ、柊弥さんには敵わない。

ベッドに近づくと手を取られ
ベッド引き込まれた。

叶愛は、身長も163センチあり
髪を今では背中まで伸ばしている。

翻訳の仕事をまだ続けているが
雑誌のことより叶愛の方が
度々、話題になるほどだ。

俺は、今日も叶愛を手に抱ける事に
幸せをかみしめながら
叶愛を堪能していく
「アアッ‥‥かれっ‥‥んっ‥くっ‥ッア‥‥」
「アア‥‥ン‥とう‥やっ‥‥む‥りっ」
叶愛の中に腰を打ち付けながら
加速を繰り返し果てていく

けれども、俺の分身は静まらずに
叶愛をまだまだ、堪能したいと
息巻いていた。

叶愛は、俺の好きなように
させてくれて意識を手放した。

また、叶愛に無理をさせてしまった。
と、落胆しながら
叶愛をきれいにしてあげて
服を着せて抱きしめて目を閉じた。
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