儚い絆


※※※※あれから10年※※※※※


柊吾は、高校生に
愛桜は、中学生に
柊愛は、小学生になり

柊弥は、部長となり
ニューヨークと日本を
飛び回っている。

叶愛は、相変わらず
翻訳の仕事を続けているが
叶愛自身に人気がでて
ミセスモデルの依頼がきたりして
叶愛は驚いていたが、
丁重にお断りして翻訳だけの
仕事をやらせてもらっていた。

だが美弥ときたら、
やってみたら良いのに
と、冷やかすから
柊弥さんが、とんでもないと
大騒ぎになり
美弥は、呆れながら
笑っていた。


今日は、柊弥さんが
ひと月ぶりにニューヨークから
帰ってくる。

日曜日と重なったこともあり
愛桜が迎えに行こうよ
と、言い出して
柊吾の部活も休みとあって
四人で出掛ける事にした。

車の中で柊愛は、終始ご機嫌で
色々な話をしていた。
愛桜と柊吾は、茶化したり
呆れたりしながら話を聞いていた。

空港には、飛行機の到着時刻前には
到着して柊愛は、そわそわしながら待つ
そんなにパパの帰りが嬉しいんだ
と、可笑しくなる。
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