異世界トランスファ
「何なのよ馬鹿ー!うあああんっ」


私は子供の様に泣きじゃくった。


もう駄目だ。殺される。食べられる。死ぬ。きっと超絶痛い。

絶望を感じ、足から崩れ落ちた。


それを見て、目の前の鳥が奥の鳥を呼ぶ。



___以下鳥語。



「おい、センリ。頼む」


「え?俺?」


「お前歴史得意だろ」


「得意というか仕事だけど」


「この女、何言ってるかわかんねぇ。半分」


「半分?それは興味あるな」


それを聞き、センリと呼ばれた鳥は目を煌めかせて近づいてきた。


___鳥語終了。




センリは持っていたハンカチを取り出し、私の涙を拭いた。


「・・え?」


あまりの優しさに一瞬で涙は止まる。




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