異世界トランスファ
「君の気持ちは解らなくもない。誰だって初めて見る物は恐怖でしかないよな」


「は、はい」


センリは私よりも私の状況を理解している様だった。


「ギンとナギも座れ」


「ああ」


センリを真ん中に、二人も私の目の前に座った。

センリは丁寧に二人を紹介をしてくれた。


「こっちがギン」


ギンという男は私を発見し連れ戻した方。

髪はアッシュ系。筋トレ好きそうだなーっていう感じの体系。プチマッチョくらいかな。
肉体労働が得意そうな感じ。



「こっちがナギ」


黒髪で目つきが悪い。

根暗なんだろうか。本当にこっちを見ようともしないし興味もない感じ。

でも威圧感は感じる。短気そうな感じ。



「で、この子の名前はヒオリだよ。二人とも」


センリが私の名前を伝えてくれたので、私は軽く会釈した。

ぎこちないが二人も挨拶してくれた。



「さ、本題に入ろうかな」


「よ・・よろしくお願いします」


私はセンリに深々と頭を下げた。






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