異世界トランスファ
「あ、あのぉ、ギン?」


恐る恐る背後にいるギンを見上げる。


ぐいっ!

と顎を持ち上げられ、両手は拘束された。


「ちょっ!はっ・・んんっ!?」


強引に唇を奪われる。


「んー!!」


一体どうしちゃったの!?

様子が変過ぎる!!


「ま・・おねがっ・・っ」


私の願いなど聞き入れる訳もなく。

強引な唇は濃厚なキスへと変貌していく。


「ギ・・んんっ」


嫌だ!こんなの嫌っ!!


「ひゃあっ」


ギンは私をベッドに押し倒す。


「ギン!んむっ」



手で口を押さえられた。


「・・・お前は、俺を受け入れる事はないんだよな?」


ぼそりと、ギンは擦れた声で言った。


え!?いきなり何!?


「これからも、今後も・・そうやって俺を拒み続けて行くんだろ?」

「んん!?」


口をふさがれ反論出来ない。


目と目でまっすぐ見つめ合った。

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