創作に関するあれやこれや
★初恋
サイトに相応しい可愛らしいお題にも関わらず、左近は不気味方面に持っていく。
これはどこぞの峠での一夜であります。
旅の僧だか何だかが、一夜の宿を借りたのでしょう。
怪異譚にありがちなシチュエーションですね。
こういうところにぽつんとあるお家ってのは怪しいもんなんですよ。
案の定このお家の女子も例にもれず怪しいです。
それは最後の最後でわかる。
この話は左近の話を前から読んでる人は気付くであろう仕込みがあります。
斬り合いシリーズの『散華』が、ここで言うお家騒動です。
つまりこの話の語り手は、『散華』の姫君なわけです。
でもその姫君も、若者(平八郎というわけですね)が殺された後、落ち延びた先で死んだ、と自分で言ってますね。
ではこの語り手は……?
てことになるのです。
ホラーじゃねぇか( ̄▽ ̄)。