恋愛いたしましょう!【短編】
英知って名前は明美ちゃんがよく愚痴ってたからわかるけど、け、剣道部だったなんて…
それで人気者なんだ、納得
それにしても…
「明美ちゃんにしては普通の人選んだね」
「おい…」
あっ
私はすぐに口を塞いだ
お、思った事をそのまま言っちゃならんならん
「…お前なんでここにいんの?」
「えっ?」
私は後ろを振り向いた
し、新藤君!!
うわっ、明様に迷惑そうな目だよ…
ど、どうしよう
目合わせられない
私は視線を下に向けたままだった
「正貴ー、羽未ちゃん怖がってるだろう?」
「そんな風には見えないけど」
「お前な…」
二人が私の上で話をしていた