これが許されない恋だとわかっていても君のことが好きで好きで

由紀子「あなたならそう言ってくれると思っていたわ


ありがとう



じゃあ早速明日からお願いしてもいいかしら」




明日から！？




随分と急ね




一華「わかりました」





由紀子「ごめんね、今救命は人数足りていないのよ



医院長の方針で何人もの医者が救命に配属されるんだけどやっぱりみんなすぐに辞めてっちゃうのよ



救命は訴訟が起こりかねないしね



だから救命での経験があるあなたが必要なの」





2年も医療に関わっていないのにこんなにも必要とされるなんて本当にありがたい事ね





一華「大丈夫ですよ


あ、先生、私優梨迎えに行かないと」




そう言うと先生は時計を見てそうねと言った



由紀子「もうそんな時間だったのね


長いこと引き止めてごめんなさい



ねぇ、荻野さん烏滸がましいようだけど私も一緒に行ってもいい？




久しぶりに優梨ちゃんに会いたくなっちゃった」