最後の告白
あっくんの言葉に一瞬泣きそうな顔をした母は、すぐに笑顔になり、


「けんちゃーん、みっちゃん!お祝いしよ~、飲みまくろ~。あっ、大樹も今日はのんでいいよ~」



「「「かんぱーい」」」



私達をおいてみんなはごきげんで飲み始めた。



「...莉緒」



未だに呆然としてる私にあっくんは苦笑し、



「話そっか。おれの部屋行こう」




盛り上がっている我が家を後にし、隣の静かな本田家に入った。



リビングやキッチンにお邪魔したことは最近でもあるが、あっくんの部屋は久しぶりだ。



高校生、受験の時に勉強を教えてもらった時以来かな。



あの時よりも大人の男の人の部屋になったような気がする。



「莉緒」


不躾に部屋を物色するかのように見ていたら優しい声が背後から聞こえた。


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