突然ですが、オオカミ御曹司と政略結婚いたします
「本当にごめんね。でも、創さんと、気持ちが通じ合うまで絶対に話さないって約束してたから」
「約束? なにそれ……」
お姉ちゃん、好きな人を諦めきれなくて家出したんじゃなかったの?
状況が呑み込めず混乱していると、
「もう、話してもいいですよね?」
と姉が創に問いかけた。彼もうなずき、私はさらに困り果ててふたりの顔を交互に眺める。彼女は、眉をへの字にして話し出した。
「実はね、日菜子が私の代わりに婚約者になること、創さんにお願いされたことなの」
――えっ?
「どういうこと……? 創はどうして、私を婚約者に?」
唖然として上手く言葉が紡げなかった。
ふたりは、なにを……。
「それは、あなたもわかってるんじゃないの?」
様々な記憶が頭の中を駆け巡る。私はドレスの胸もとをそっと握り締めた。姉は綺麗な二重の目を細めて笑う。
「約束? なにそれ……」
お姉ちゃん、好きな人を諦めきれなくて家出したんじゃなかったの?
状況が呑み込めず混乱していると、
「もう、話してもいいですよね?」
と姉が創に問いかけた。彼もうなずき、私はさらに困り果ててふたりの顔を交互に眺める。彼女は、眉をへの字にして話し出した。
「実はね、日菜子が私の代わりに婚約者になること、創さんにお願いされたことなの」
――えっ?
「どういうこと……? 創はどうして、私を婚約者に?」
唖然として上手く言葉が紡げなかった。
ふたりは、なにを……。
「それは、あなたもわかってるんじゃないの?」
様々な記憶が頭の中を駆け巡る。私はドレスの胸もとをそっと握り締めた。姉は綺麗な二重の目を細めて笑う。