突然ですが、オオカミ御曹司と政略結婚いたします
「お前の姉とひとつ約束があったんだが、もう大丈夫そうだな」
そうだった。お姉ちゃんも言ってたけど、もうひとつの約束って……。
「ずっと言いたかった。日菜子、俺はお前が好きだ」
彼の手を握っていた手の力が抜ける。瞬きすら忘れて立ち尽くす私の手を、今度は彼が包んでくれた。
「いつもこうしてそばに置いておきたい。あの勝負は、最初から俺の負けだったんだ。日菜子。俺は、あのころとまるで変わらないお前が愛おしくて仕方ないよ」
言葉とともに、繋がる手のひらからは優しい熱が伝わってくる。嬉しくて、幸せで、涙が滲みそうになった。
「……私も、創が好き」
つぶやくと、彼は勢い良く私を抱き上げる。驚きの声を上げるが、彼はかまわず噛み締めるように私の胸もとに顔をうずめた。全身から喜びがほとばしる。
「ねぇ、お姉ちゃんとの約束ってなんだったの?」
彼は顔だけを上げた。
そうだった。お姉ちゃんも言ってたけど、もうひとつの約束って……。
「ずっと言いたかった。日菜子、俺はお前が好きだ」
彼の手を握っていた手の力が抜ける。瞬きすら忘れて立ち尽くす私の手を、今度は彼が包んでくれた。
「いつもこうしてそばに置いておきたい。あの勝負は、最初から俺の負けだったんだ。日菜子。俺は、あのころとまるで変わらないお前が愛おしくて仕方ないよ」
言葉とともに、繋がる手のひらからは優しい熱が伝わってくる。嬉しくて、幸せで、涙が滲みそうになった。
「……私も、創が好き」
つぶやくと、彼は勢い良く私を抱き上げる。驚きの声を上げるが、彼はかまわず噛み締めるように私の胸もとに顔をうずめた。全身から喜びがほとばしる。
「ねぇ、お姉ちゃんとの約束ってなんだったの?」
彼は顔だけを上げた。