死神メルの大事件

「なぁんだよ、まだここに……ってオイッ!」
 どうせ私は一人じゃ何も出来ませんよ……最近ではマサオさんが主役みたいになってきてますし、私なんかここにきてからは花粉症にしかなってないですから……
 いいですよ、どうせ私は下っ端のしにが――

「クォゥラッ!」
「い、痛いっ!……あ」
 私の後頭部を物凄い勢いで蹴って誇らしげにこちらを見る鳥って……一匹しかいませんよね。
「マ、マサオさぁぁぁん!」
「うぉっ!?ちょ、おま、抱きしめ、苦し――」
「私を捨てないでいてくれたんですね?待ってたんですよぉ、浮気してるかと思って心配で心配で!」
「おま、俺といつそんな仲――ぐはっ!」
 あぁぁ……このモフモフ感はやっぱりマサオさんですねぇ。気持ちいい……とまではいきませんが、なかなかの肌触りです。
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