禁断の恋、する?







「はい、では藍川さん問1。雨宮さん問2。安東さん問3……」



授業が始まって先生の解説が終わったあと、順番に問題集に載っている問いを当てられていく。



当たった人は黒板の前まで来て答えを書かなきゃいけない。



えーっと、あたしは問2か。



問題を見る。



……よかった、わかる問題だった。



「……ねえねえ、憂ちゃん憂ちゃん」



黒板の前に来てチョークを持つと、隣から先生に聞こえないくらいの小さな声で唯ちゃんが話しかけてくる。



「……なぁに?」



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