禁断の恋、する?







「……っていうことがあって」



「……なるほど」



お昼休み。



あたしと悠斗は中庭の隅のほうのベンチに座って、お昼ご飯を食べていた。



悠斗は家から持ってきたお弁当、あたしは購買で買ってきたサンドイッチ。



あたしが悠斗に話していたのはさっきの時間、クラスの女の子たちに誤解されてしまったこと。



どうしたらいいんだろう、って悠斗に相談した。



「……うーん」



箸を置いて、悠斗が頭を傾げて考えている。



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