地球滅亡後の世界で、君と出会った秘密
「タイムトラベル管理長!見つけてこられたのですか!」
焦った様子で、その者が話す。
対照的に、タイムトラベル管理長と呼ばれるマオは、落ち着いて答えた。
「ああ。ただ、まだ詳しい話をしていません。ヘンリー様は?」
「ヘンリー様は、オオソラ様のところにいらっしゃいます」
「わかりました。梨衣子さん、ご案内します」
前を歩くマオの足取りが、少しだけ速くなった気がした。
すれ違う人、通り過ぎる人、みんな同じ格好をしていて、私を見るなり少し驚いた顔つきをする。
そしてマオの方をチラリと見て、彼が頷くと、そういうことかと言わんばかりに納得した表情で去っていく。
この城内で何が起こっているのだろう。
周りの焦りが、私にも伝わってきていた。