地球滅亡後の世界で、君と出会った秘密
マオの視線の先にいる人は、永遠の眠りについている。
じゃあ私が連れてこられた理由は?
結局マオは私になにをしてほしいの?
「ただ、一つだけオオソラ様を生き返らせる方法があります」
あるんじゃん。
なんなのこの世界は。
死者でさえ生きかえる世界だなんて。
人間の道理に反しすぎでしょ。
「オオソラ様と同じ魂を持つ者、つまり前世の人の魂を頂き、オオソラ様に移植するのです」
嫌な予感がした。
今までオオソラさんを見つめていた視線が、ゆっくりとこちらを向く。
部屋の空気が、一瞬にして凍った。
「私が…オオソラさんの前世だっていうの?」
マオは変わらぬ顔色で「…はい」と呟いた。
「ふ、ふざけないでよ!なに?いきなり未来に連れてこられたと思ったら、見ず知らずの人のために死ねって!?だれがそんなこと簡単に受け入れると思ってるの!?」
どうして私なの。
どうして真面目に生きてきた私が、こんな目に合わなくちゃならないの。
魂がなに?オオソラさんがなに?
そんなこと私には関係ない。
私はマオに背を向けて歩き出し、扉に手をかけた。
『バンッッ』
開けようとする扉を、背後から思いきり閉じられる。